「今日は、絵の中を冒険するよ」
「えー? どうやって!?」
自分の絵の世界を冒険する小さな自分、
小さなキャラクターをつくろう。
カードに思い思いに冒険の主人公を描きました。
「できたら、布団に寝かせてあげるよ」
「そして、この不思議なトンネルを通ると・・・」
夢を見るみたいに、
絵の中の世界へ行けるんだ。
実はこれ、ラミネーター。
キャラクターが透明のフィルムで固まります。
そして、キャラクターたちを連れて
紙の中を歩きながら、“通り道テープ”をめぐらせます。
その“通り道テープ”の上から、
好きな色の絵の具を、ローラーで思い切り描き
そして、テープを剥がすと…
不思議な絵の中の冒険の舞台が出現!
あとは、筆を片手に、思い思いに絵の世界を描き足していく。
絵を描くことは、
筆で絵の中を歩くみたいだ。
川が流れている。
ここに公園がある。
ここに秘密のドアがあって…
色や形で、自分の世界をつくっていく。
1本1本の線、
線と線が繋がって形になり、
それが記号や絵や、時には文字になって
絵の中に、見たことのない世界が生まれてくる。
とうとう、工作用紙を使って、
立体的に描き始める。
夢中になって描き、つくっている子たちの様子を見ていると、
自分が絵を描いていることを忘れて、
自分のつくったもう一つの世界の中を旅しているみたい。
そして、そのもう一つの世界から、
こちら側の世界を見てみると、
今まで見えていた世界が、ちょっと違うものみたいに、
自分の「見方」が新しく生まれ変わってしまうような
そんな体験になっているといいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿