2019年11月19日火曜日

2年生 絵を描くことは 紙の上の冒険

「今日は、絵の中を冒険するよ」
「えー? どうやって!?」

自分の絵の世界を冒険する小さな自分、
小さなキャラクターをつくろう。
カードに思い思いに冒険の主人公を描きました。

「できたら、布団に寝かせてあげるよ」

「そして、この不思議なトンネルを通ると・・・」
夢を見るみたいに、
絵の中の世界へ行けるんだ。

実はこれ、ラミネーター。
キャラクターが透明のフィルムで固まります。
そして、キャラクターたちを連れて
紙の中を歩きながら、“通り道テープ”をめぐらせます。


その“通り道テープ”の上から、
好きな色の絵の具を、ローラーで思い切り描き

そして、テープを剥がすと…

不思議な絵の中の冒険の舞台が出現!
あとは、筆を片手に、思い思いに絵の世界を描き足していく。

絵を描くことは、
筆で絵の中を歩くみたいだ。

川が流れている。
ここに公園がある。

ここに秘密のドアがあって…

色や形で、自分の世界をつくっていく。

1本1本の線、
線と線が繋がって形になり、
それが記号や絵や、時には文字になって
絵の中に、見たことのない世界が生まれてくる。

とうとう、工作用紙を使って、
立体的に描き始める。

夢中になって描き、つくっている子たちの様子を見ていると、
自分が絵を描いていることを忘れて、
自分のつくったもう一つの世界の中を旅しているみたい。
そして、そのもう一つの世界から、
こちら側の世界を見てみると、
今まで見えていた世界が、ちょっと違うものみたいに、
自分の「見方」が新しく生まれ変わってしまうような
そんな体験になっているといいな。

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