2016年11月29日火曜日

6年生 心の中から あふれだすもの

絵を描く6年生
テーマは「わたしのセカイ」
自分の心の中を色や形で表しています。


心の中に潜む イメージを
形や色にして表す。

6年生ですから、描き方は自分で決めます。
いろいろな描き方を探っていきました。







「心の世界」という目に見えないものが、
こうして絵に表してみることで、
なんとなく目に見える気がしてくる。

突然、キャンバスに穴を空け、
心の内側から何かが飛び出してきました。
モールを使って表しています。

そして、絵が完成しました。

心の中に見えた階段を
昇っていくと一枚のドアが。
ドアの向こうには何があるんだろう?




大好きなサーモンのお寿司で、
心の中がいっぱいだった。


心の中で気持ちが迷路みたいに
入り組んでいる。

心のドアを開けると、
心の中は・・・?


大事なのは、一人一人が自分で描くものや描き方を決めること。
その何気ない、一つ一つの選択が、
心の世界を正直に映し出します。

お互いの心の世界を見合うのも、おもしろい!
ちょっとはずかしいけど、
友達に「いいね」と言われると、
心がほっと温かくなる。

12歳になる6年生が自分の心を表す。
それは、そういうテーマがあるからできることではありません。
時間とキャンバスと絵の具があれば、表現できるのでもありません。

何より表現することで大事なのは、安心できること。
安心感の中で、心の中の世界が外にふっと現れる。

どんな授業であれ、図工室がそういう場であれたらなと、
改めて感じています。



2016年11月22日火曜日

3年生 ようこそ夜の学校へ

いつもより暗い図工室
今日は、3年生のみんなを夜の学校へご招待。
夜の学校の写真を暗い部屋で見るだけで、
本当に探検しているような気持ちになります。

夜の学校へ潜入!

暗い廊下を進み・・・



階段を上がり・・・



わぁ~! 何かいるかも!?
眠っていた想像力があふれ出します!

さて、夜の学校を見て想像したことをもとに、
学校に住んでいるおばけ・妖怪・妖精・モンスターを考えて、
みんなのおばけ図鑑をつくろう!

どんどんふくらむ想像力!
たった30分の程度で、おばけ図鑑は200ページを超えました!













恐るべき、3年生の想像力!


みんなの考えたおばけ図鑑を見合って
「いいね!」「おもしろいね!」と、
自然と話し合っています。







班の中で、これはみんなに教えたいおばけがいたら
発表してください!


そう投げかけると、さらに意見交換は活発になるました。


そして、再び真っ暗にした夜の図工室で、
懐中電灯の光を使って鑑賞会!

さらに想像力がふくらんで、
もっともっと考えたい!というところで、
今日の図工は終わりの時間。
さて、
次回は、おばけを描くための特殊な絵の具で
おばけ専用の特殊な紙に、
おばけを描きます。

















2016年11月21日月曜日

5年生 イマジン! 想像を実現する



イスづくりに取り組んでいる5年生

つくりはじめて4回目。
後半をむかえ、いよいよイスらしい形が見えてきた!

形が見えてくると、自分のイメージがもっとふくらんでいく。
まだまだやりたいことがある!

一方で・・・
こんなはずじゃなかった!
自分のイメージと違う!
と、突然つくったイスを真っ二つにする人も!!
大丈夫かな??





やってみたけど、ちょっと違う。
どうしたらいいのかな?
友達と話しながら、解決策を見つけます。

つくっているものをよく見ると・・・



いろいろな工夫をしていますね。







色塗りも始まりました。

こだわりの色を選んで、
ていねいに塗っていきます。






歯ブラシを使って模様を描いています。


マスキングテープを使うと・・・



こんなきれいに縞模様が描ける!

いい感じ!


さらに、
座り心地を追求したい! と、
座面にクッションをつくり始める人も!


図工室にあった革の端切れを使って
ふかふかを実現!


そして最終回の8回目
ヤスリでつるつるの仕上げていました。


ネジの締め具合も調整!





そして、ついにイスが完成!


満足の仕上がりです!

今日は、みんなで鑑賞会しよう!













広い屋上にみんなのイスを運んで!

みんなのイスの展示会!



座り心地はどう??


5年生80人、十人十色のイス。
その中からいくつか紹介します。













「イスに見えないイス」
イスに見えないけど、これはイス。
じゃあ、イスらしいイスって何だ?



「White Chair(白いイス)」
シンプルを目指しました。

「宇宙の星々のチェア」
イス全体が宇宙の銀河のような色。
座面に飾り付けた綿も効果的です。



「不思議なイス」
色合いも不思議ですが
座面に時計が描かれ、
不思議な時間が流れているよう。

そして、みんなで鑑賞会。

自分が3か月かけてつくってきたイス。
その上に今、座って何を感じますか?


7月にイスをつくると伝えた時、5年生に話しました。
「11月にイスに座っている
自分の姿をイメージしてごらん」
「どんな形のどんな色に座っている?」

そのイメージや思いを基に、つくりはじめ、
そしてつくって来ました。

さあ、イメージしていた世界に来られたかな?

ほとんどの人が、イメージしていたところにたどり着いたと答えました。
「イメージを超えました!」という人もたくさんいました。


イメージできることは、きっと実現できる。
イメージしていれば、少しずつでもそこに近づいていける。
そう信じられる体験になったらいいなと思います。



図工室にひっそりと掲げている言葉「IMAGINE」は、
そんな意味が込められています。