2017年1月30日月曜日

アートフェスティバルがはじまる!

2月3日・4日のアートフェスティバル。
各クラスでは、限られた時間の中で、
何度も「作戦会議」を行いました。
実行委員の児童を中心に
各教室を変身させるテーマを話し合っていました。


休み時間も、各クラスの実行委員の児童は、
みんなから出た意見をまとめようと話し合っていました。

さて、アートフェスティバルでは、
12月の頭に募った実行委員が活躍しています。

この日の朝会は、実行委員長の児童と校長が対談しました。
実行委員長から「アートフェスティバルを、どの学年も思い切り楽しみましょう」
と話があり、子供たち一人一人の中で、
この行事への思いが生まれてきています。

さあ、いよいよ教室変身大作戦の始まりです。

いろいろな学年の子供たちが、
代わる代わる図工室へやってきて、
大がかりな制作に取り組んでいます。

各教室をのぞいてみましょう。

6年生の教室は、すでに教室に暗幕が張られ、
いつもより暗い中で作業を進めていました。

窓がステンドグラスみたいに変身!

4年生の教室も、スズランテープのカーテンで、
すでに教室が変身しはじめています。











6年生の子供たちが図工室へやってきて
大きな模造紙に一人一人絵を描いています。
聞くと、教室でも描いているが、もう入りきれないので、
ここでやらせてほしいといいます。

いったい教室はどうなっているのかと見に行ってみると・・・









教室いっぱいに紙を広げ、
全員で大きな絵を描いていました!
これは、この人数でないと実現できない
大がかりなプロジェクトですね。


各クラスが、自分たちの作戦を実行するために、
チャレンジを続けています。

近隣のショッピングセンターやスーパーなどに出かけ、
サービスカウンターに問い合わせ、
ダンボールをゆずってもらうなど、
このプロジェクトを実現するために、
たくさんのことにチャレンジしています。

アートフェスまで、あと3日。
学校のいたるところが、
アートフェスムードに包まれています。

これは、フェスティバル(お祭り)ですから、
何より楽しみながら、
思い切ってチャレンジを続けてほしいと願っています。



2017年1月6日金曜日

4年生 マジックパワーライト

暗くした図工室でLEDライトを灯します。
カラーセロハンなど、透明な材料を組み合わせながら


光の不思議さや、色の変化を感じました。

材料を組み合わせながら、
力のある光「マジックパワーライト」に表現します。






ラミネートフィルムを使い、
フィルムに挟んで、色と形を操作します。

どきどきしながらラミネーターに作品を通します。




熱でパウチされると、透明感が増して、
フィルムを円筒にしたり、切って形を変えたりできます。






活動中の図工室です。

白い天井が一面スクリーンになっている。

光が映り込んでいるのを発見し、

そこから思いついて

円筒の上に画用紙を貼り付けて


天井に影絵で表現!

最後は、すべての照明を消して、
つくったライトを鑑賞しました。









このライトを自分の部屋や身近な場所で使うことで、
自分の表現した色や形に包まれる体験を
楽しく味わえるといいなと思っています。







2017年1月4日水曜日

2年生 遊びは、学びの原点。

11月に東京に46年ぶりの雪が積もった。
この日、2年生の子供たちは朝から、わくわくどきどき。
「雪に触りたいな!」「雪で遊びたいなあ」とずっと話していた。

5時間目の図工の時間は、急遽内容を変更して、
みんなで雪遊び!
外にある温度計は、なんと0度。
凍えるような寒さの中、
2年生が外へ飛び出した。

落ち葉を集めるときに使う「手箕(てみ)」
という道具を使い雪を集めた。

「雪って、すっごく重い!!」

本当は外で活動したいところですが、
みぞれ混じりの雪だったため、
外は大きな水たまりのようになっていたので、
図工室の机に大きなシートを広げて、その上へ運びました。
大きな雪のかたまりは、
とっても重くて、とっても冷たい。

粘土みたいに、いろいろな形をつくることができる。

色をつけてみたい!
パステルを金網で削って色をつけ始めました。

活動時間はわずか30分ほどと短かったけど、
いろいろなことを感じ・考え、試しました。

どんぐりも飾り付けて、
小さな鎌倉もできた!

雪が降らなかったらどんなことをする予定だったのかというと・・・

実は、ねらいは同じ。
身近な材料を集めて、どんなことができるのか、
自分でやりたいことを見つけて、自分なりに方法を工夫して、
やってみようという活動です。

落ち葉を使って、造形遊びをする予定だったのです。
2年生にとって、今一番「身近なもの」にこだわろうと思い、
1組は、その日一番身近な雪を材料にしました。
そして、2組は校庭にたくさんある落ち葉を使いました。

校庭中の落ち葉をたくさん集めて来よう。

熊手や竹ぼうきを手渡したら、
2年生はみんな上手に扱えるのでびっくりしました。

どんどん集まってきました。

あっちにもこっちにもたくさん。

集まった落ち葉でどんなことができるかな?
どんなことしてみたいかな??
2年生の遊び心の火がつきます。

色に注目して、並べてみるのも楽しいな。
きれいな場所をつくって、みんなに見てほしいな!

たくさん集めたらふかふかのベッド!
みんなで寝転がって、気持ちいいなぁ〜。

ここではテーブルと椅子をつくって、
みんなで座っています。
よくみると、大きな落ち葉をお皿に見立てて、
お茶会をしているようです。

2年生の誰もが知っている「身近にあるもの」を使って、
とにかく遊ぶという体験。

それは生活科の単元にも似ているけれど、
生活科と図工科の境界線の上で
そこから身近な自然に気づいたり、
感性を働かせ、つくり出すことを楽しんだりする。
これは、「遊び」の体験です。
「遊び」の時間は、本当は学校の外にたくさんあって、
子供たちが自分たちで見つけて、発見してほしいけれど、
現代は子供の遊び場が減っています。
でも、「遊び」こそ、すべての学びの原体験なのだと信じ、
身近な材料を使った造形遊びに取り組んでいます。