2019年4月15日月曜日

4年生 春の真ん中で 色とあそぶ

今年も校庭に桜が咲いた。

なぜ、私たちは桜を見て、春を感じるのか。
花の「色」に関係があるのかもしれない。

色には、私たちのイメージを動かし、広げる力がある。
染物用の絵の具を500mlペットボトルに入れて
お花見に出かけてみよう。

水と絵の具を合わせる。

どんな色ができるのだろう。
いろいろな色の足し算。

どんな色ができるだろう。
この色いいな。もっとよくなるんじゃないかな?

あっという間に数十色に増えた。

できた色を並べてみよう。
こんな感じかな?

並べる形だけ見ているようで、
色の順番も、考えている。感じている。

重ねてみてもいいかな?

こんなところに置いたらどうかな?

風景にはたらきかけてみる。

並べてみた色を自分たちで撮影しながら鑑賞した。

ここからは、4年生が撮影した写真。

3年生の授業で、色の階段(グラデーション)のことを
少し考えて体育館の装飾をしたのを覚えていたのかな。
順番に並べたら、色の環になった。
赤から始まって、紫に向かって行くと、
また赤になって一周してしまう不思議。

体育館のスロープを、色が登っていく。
色の順番にもこだわっている。

色のピラミッドを上から撮影。
「あえて透明の水を入れると、きれいになるよ」
と教えてくれた。

池の周りをぐるり。
中央の噴水や周りを囲む花と相まって、
景色に溶け込んでいる。

ジャングルジムを色水で飾りつけた。
すでにある形を利用して、規則正しく並べることで、
一つのオブジェにしているのに驚かされる。
「夜に光を当ててみたら、もっときれいになるのに」
とつぶやいていた。


色水に、身の回りにある春の色を合わせた。


思えば、自然界にはいろいろの色があり、
それらが、絶妙なバランスを保ちながら調和している。

ウグイスが鳴き、風が吹き、色がある。
春の真ん中で、春の音と匂いと色に包まれながら、
いろいろな感覚を働かせた、今学期最初の授業だった。