「もの」には、
いろいろな表情がある。
例えば、
明るい場所でみるものと、
暗い場所でみるものとは、
全く違う表情がある。
今日は、いろいろなものを、
一枚のプラスチックダンボールを挟んで
影の姿で見てみよう。
混沌とした、
多種多様なものそしてもの。
午前9時とは思えない
闇の中で、
間接照明を頼りに、
いろいろなものを見つめる。
プラスチックに貼り付けて、
並べたり重ねたり、
思い思いに構成していく。
こんなふうに。
光そのものに色をつけることで、
海の中にすることもできる。
午前中の明るい時間を、学校で友達と過ごす子供たちにとって、
真夜中のような暗い時間を共に過ごすのは、特別な体験。
暗闇の中で過ぎる濃厚な時間。
見たことのない、ものの一面に出会う。
見慣れた「もの」に、いろいろな角度から
再び出会い直す時間になれたらと思う。