2017年6月28日水曜日

2年生 むすんでつないで 大変身!

体全体を使って、
自分よりもずっと長ーい材料に挑みます。
今日の材料は、スズランテープ。

結べるかな?

半透明で、カラフルで、魅力的なスズランテープで、
楽しく遊びながら、

たくさん結ぶ。
結ぶと楽しいから、
みんな夢中で結ぶ。

始めて30分。
あっという間に、図工室はスズランテープでいっぱい。
外から見ても、こんなにカラフル!
中に入ると・・・




図工室が大変身!

図工室が大きな編み物みたい。
縦糸と横糸と、ななめと・・・
色が交じり合う面白さ。




一面スズランテープの世界を
全身で味わいます。




暗くして明かりで照らしてみたら?

目に耳、手に足、
体いっぱい使って、感じたことは、どんなこと??
みんなで、たくさん話していました。

2017年6月1日木曜日

6年生 粘土つくって 火を焚いて

乾燥した土の塊を、ハンマーで砕いたことはありますか?
石と違い、叩けば叩くだけキレイに砕けて、
これが、なかなか気持ち良い。

かたまりは細くなっていき、
やがてパラパラと粉のようになります。

小さくなった土のかたまりを、さらにヤスリで削るのも、また快感です。

面倒臭いのだけど、
不思議とやめられないとまらない。

篩(ふるい)にかけて、
さらにふわふわの細かい粉に。
それを水と混ぜ合わせて・・・

何をしているかわかりますか?
実はこれ、粘土をつくっているところ。

6年生は、天然の土のかたまりから
(本当は掘るところからやりたかったのですが、かないませんでした。)
自前で粘土をつくり出そうと挑戦しました。
社会科の歴史の学習で登場した「縄文土器」。
縄文人のように手づくりで土器をつくることができるのでしょうか??

なんとか、手づくり粘土で小さな土器をつくることに成功したようです。

できたね!
「いや、まだです! 土器は焼いて固めるんです!」
さすが6年生、よく知っています。
でも、本当に焼いたら固まるのでしょうか?
そもそも焼くってどいうこと?


自分たちが縄文人になったつもりで、
火を燃やします。

本当は大きな焚き火で野焼きをやりたいところですが、
都市で生の火を扱うことが難しい時代です。
今回は、七輪を使いバーベキュースタイルの野焼きをします。

炭に火をつけ、前回つくった土器を
実際に焼いてみました。

火を囲むって、
なんだかワクワクするね。

割れないように、少しずつ土器を火に近づけ、
最後は炭火の中へ。
火の熱さや、焼ける時の匂い、音、色を、
自分の体で体験します。


そして、土器が焼けた!
休み時間にも、何度も火の様子を見に来た子や、
長く焼けば焼いただけ固くなると知り、
放課後の最後の最後に取り出しに来る子もいました。

焼いたら、色がかわった!
固くなった! 叩いた音が変わった!

土を焼くってどういうこと?
話を聞くだけではわからないことが、
実際の体験の中にはたくさんあります。

中には急激な温度の変化などで、割れてしまった子もいましたが、
土器を完成させることよりも、
土器をつくる過程で、土と水と火を操るスリルや手応えを
感じてもらいたいと思っています。
***

形をつくったら、後は先生が焼いて終わり。
しかも、焼いている火は窯の中に隠されていて、
「焼きもの」の一番の醍醐味は、
いつもブラックボックスの中にしまわれている。
それでは、もったいないと思うのです。
粘土をつくるにしても、火を起こすにしても、
すべて「手間」なのですが、
そういう時間のかかる「手間」の中に、
大事な学びの種があるように思います。