2017年10月30日月曜日

6年生 世界はイメージでできている!?



6年生が何やら真剣に何かを見ていますね。
実は、これ
色とりどりの10本のドリンクです。
そのすべてにラベルがついていません。


しかも、その内の3本は、絵の具でつくられた
真っ赤な偽物。

どれが本物で、どれが本物か、
それを見極めて当てるというのが、
6年生に課せられた最初のミッションです。
※残念ながら正解したチームはありませんでした。

***
私たちは、どこかの工場でつくられた味の付いた色水(飲料水)を、
お金を払って買い、おいしく飲んでいます。
でも、いざラベルが外されたとたん、
絵の具でつくったものと見分けることはできません。

つまり、ある飲料水という商品の価値というのは(試飲できる場合は別ですが)、
味ではなく、液体の色ではなく、
ドリンク名、デザイン、キャッチコピー、商品情報などなどが書かれた
「ラベル」によってつくられた「イメージ」なのだということが
このクイズを通してわかります。

ということで、今回の授業では、
この「偽物飲料水」をつくります。
ちゃんと企画書まで書いて
真剣に「偽物」をつくりましょう。

でも、
だれも偽物とは思えないように
いかにも本物らしく、いかにもおいしそうに
「価値」を上げる工夫をしましょう。

価値をあげることを
英語で「プロデュース」といいます。


何色もつくった色水の中から、
自分がプロデュースしたい一本を選びます。


最初から、こういうドリンクをつくりたい!
と一本にかける。
つくり方は人それぞれです。

さあ、色水ができたら、ここからが本番。
このドリンク、来週に販売会を行います。
クラス全員にお金(図工室限定通貨)を配って
買ってもらいます。
それを知ると、プロデュースへの意気込みも高まってきます。
価値を上げるラベルをつくらなければ!

ドリンクのイメージを決めるのがラベルです!

ラベルはパウチして取り付けます。

****
最終回
最後に、値札(ポップ広告)を書いて
いよいよドリンクショップがオープンです。


ロゴをつくってドリンクのイメージを伝える。


期間限定!
買いたくなるインパクト。

ドリンクをデコレーションしたり、
ポップ広告の形を変えたり!

キャップがタケコプター!
「今、インスタで人気」キャッチコピーを添えて・・・

最後は、言葉巧みによさを伝えていました。

10本以上売れた! 思っていたよりもたくさん買ってくれた!

自分が考えたもののよさが、魅力的に伝わるためにプロデュースする。

これはドリンクだけに限らず、いろいろな場面で大事な
プレゼンテーション力です。

言葉で伝えることができる価値と、
言葉だけでは伝えられない、言葉にならない「イメージ」として価値があります。
いや、私たちの身の回りは、
言葉では説明のできない「イメージ」によって、
つくられているのかもしれませんよ。

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