2020年3月16日月曜日

6年生 価値をつくり出す

6年生の図工の授業の中で、
繰り返し取り上げたキーワードがあります。
それが「プロデュース」です。

「プロデュース」には、意味を生み出すとか、
価値を高めるという意味があります。

活動自体は、一見、何の意味もなさそうな
とてもシンプルな行為。
例えば、ペットボトルに入れた水に絵の具を加えて
色水をつくります。

1年生でもできそうな活動ですが、
ここに「意味」や「価値」を生み出していくのが
この授業。

いったい、どんな「価値」が生まれると思いますか?

こちらの授業では、
紙粘土で何かつくっています。

これもとてもシンプルな活動で、
実は同じ時期に2年生も紙粘土で表現していました。

2年生でもできるこの活動。
でも、6年生の活動は、価値を上げる活動。
てのひらよりずっと小さい作品を、
小さな粒を集めて2時間以上かけてつくります。


お!これは!

お寿司です。

この授業のテーマは、
「オリジナル寿司をプロデュース」です。
こちらは、まるごと一匹お魚寿司!

「オスとメスのサメ寿司セット」
どんな味がするのでしょうか!?
色の混ざり具合がいいですね!

「タピオカ軍艦」
イクラをタピオカにかえると、
黒いのりに、黒いタピオカ。
真っ黒な寿司なんて見たことない!

たまごやき寿司、めだまやき寿司、スクランブルエッグ軍艦
たまご三種盛り!
なるほど!こういう提案もいいですね!
朝ご飯から寿司が食べられそう!

醤油やわさび、がりも添えて。
お皿の色を変えるのも
価値を高める「プロデュース」ですね。

「あぶりいくら」
炭火焼きされながら出てきて、
お好みの焼き加減で食べる!
これは新しい寿司スタイルとして、提案できそう!

こんなふうに、「もの」をつくるだけではなく、
見せ方や組み合わせ方など、価値を上げるアイディアを提案していくのが
プロデュース。

実は、先に紹介した色水も・・・
色水を、ドリンクに見立てて、
ラベルをつくり、値札をつくり、

オリジナルドリンクをプロデュース。

こちらは、ラーメン屋のスープを
ペットボトルに閉じ込めて
ドリンクとして提案してしまうという斬新なアイディア!
どこにでもあるものごとを、
新しい見方で再発見し、
新しい意味を生み出していくということ。
それは、他のいろいろな作品づくりの中でも生かされます。

3学期に取り組んだのが、
「おいしい一杯をプロデュース」
1学期に土器づくりをした粘土で

おいしいお茶を飲むための
器をプロデュースする活動です。

6年生最後の授業で、
みんなで本当にお茶をいれて乾杯しよう!
きっと、このカップで飲んだら、おいしいに違いない!

※臨時休校になってしまい、釉薬をかけて焼くことができませんでした。
6年生には、本当に申し訳なく思いますが、
こちらで釉薬をかけさせてもらいました。



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