2016年5月18日水曜日

2年生 「!」と「?」と出会う時間

今日の2年生の授業は、
おはながみを使って「紙ねんど」をつくり、
できた「マイ紙ねんど」から、思いついたこと、どんどん試しました。
 
おはながみを紙ねんどに変身させるには、
どうしたらいいと思う?
 
そう2年生に投げかけると、
「やぶる」「まぜる」「水をいれる」「かわかす」
と次々にキーワードが出てきました。
さすが2年生ですね。
 
今出てきたこと、全部やってみよう!
やってみて、本当にできるのか、どうなるのか、
試してみなくちゃわからない。
  
紙をやぶるって、どんな感じ?
 
紙が水の中で溶けている。
見たことも触ったこともない、
新しい「感じ」。
 
恐る恐る触ってみると・・・
 
「!」
が2年生からたくさん飛び出します。
 
うわぁ~、えっ!、なにこれ!?
「!」は、
かならず声になって外へあふれだします。
 
見て見て!
そして、自分の「!」を隣の友達に伝えたくなります。
隣の友達の「!」を、のぞいてみたくなります。
 
そうやってどんどん広がって、ふくらんでいく
「!」や「?」をもとに、
子供たちは、次に何かをやってみたくなったり、
新しいことを思いついたりします。
 
「!」 → おもいつく、やってみる → 「!!」 → ・・・・
 
その繰り返しの過程の中で、
自分の身体の感覚をたっぷり働かせたり、
自分なりに意味をつくりだしていきます。
  
ここにあるのは、「!」や「?」の繰り返しの、その標本のようなものです。
それは、こんなふうに背の順に並ぶこともあります。
 
また、こんなふうに、すべてが混ざりあって一つになることもあります。
 
はたまた、こんな具合に、「ロケット」のような
具体的な形に現れることもあります。
 
でも、どれが正解だということはありません。
何が正しいとかではなくて、
大事なのは、子供たちの上に、
いったいどれだけの「!」や「?」が浮かんだか。
ということです。
 
私たちの中の、「!」と「?」を感じる心の動きのことを、
「感性」といいます。 
図工の時間は、子供たちの中に眠っている「感性」を、
たっぷり働かせる時間です。

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