2017年1月4日水曜日

2年生 遊びは、学びの原点。

11月に東京に46年ぶりの雪が積もった。
この日、2年生の子供たちは朝から、わくわくどきどき。
「雪に触りたいな!」「雪で遊びたいなあ」とずっと話していた。

5時間目の図工の時間は、急遽内容を変更して、
みんなで雪遊び!
外にある温度計は、なんと0度。
凍えるような寒さの中、
2年生が外へ飛び出した。

落ち葉を集めるときに使う「手箕(てみ)」
という道具を使い雪を集めた。

「雪って、すっごく重い!!」

本当は外で活動したいところですが、
みぞれ混じりの雪だったため、
外は大きな水たまりのようになっていたので、
図工室の机に大きなシートを広げて、その上へ運びました。
大きな雪のかたまりは、
とっても重くて、とっても冷たい。

粘土みたいに、いろいろな形をつくることができる。

色をつけてみたい!
パステルを金網で削って色をつけ始めました。

活動時間はわずか30分ほどと短かったけど、
いろいろなことを感じ・考え、試しました。

どんぐりも飾り付けて、
小さな鎌倉もできた!

雪が降らなかったらどんなことをする予定だったのかというと・・・

実は、ねらいは同じ。
身近な材料を集めて、どんなことができるのか、
自分でやりたいことを見つけて、自分なりに方法を工夫して、
やってみようという活動です。

落ち葉を使って、造形遊びをする予定だったのです。
2年生にとって、今一番「身近なもの」にこだわろうと思い、
1組は、その日一番身近な雪を材料にしました。
そして、2組は校庭にたくさんある落ち葉を使いました。

校庭中の落ち葉をたくさん集めて来よう。

熊手や竹ぼうきを手渡したら、
2年生はみんな上手に扱えるのでびっくりしました。

どんどん集まってきました。

あっちにもこっちにもたくさん。

集まった落ち葉でどんなことができるかな?
どんなことしてみたいかな??
2年生の遊び心の火がつきます。

色に注目して、並べてみるのも楽しいな。
きれいな場所をつくって、みんなに見てほしいな!

たくさん集めたらふかふかのベッド!
みんなで寝転がって、気持ちいいなぁ〜。

ここではテーブルと椅子をつくって、
みんなで座っています。
よくみると、大きな落ち葉をお皿に見立てて、
お茶会をしているようです。

2年生の誰もが知っている「身近にあるもの」を使って、
とにかく遊ぶという体験。

それは生活科の単元にも似ているけれど、
生活科と図工科の境界線の上で
そこから身近な自然に気づいたり、
感性を働かせ、つくり出すことを楽しんだりする。
これは、「遊び」の体験です。
「遊び」の時間は、本当は学校の外にたくさんあって、
子供たちが自分たちで見つけて、発見してほしいけれど、
現代は子供の遊び場が減っています。
でも、「遊び」こそ、すべての学びの原体験なのだと信じ、
身近な材料を使った造形遊びに取り組んでいます。

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