2016年9月16日金曜日

5年生 イメージを 育てていく



「イスって何だろう?」
そんな問いからはじまった5年生の授業。
今座っている図工室のイスから、
見慣れたパイプイスをはじめ、
世界中の様々なイスを鑑賞したあと、











自分ならこんなイスをつくりたいというアイディアをもとに、

設計図を書いたり、使いたい材料を選んだりしました。


図工室後方には、「木材売り場コーナー」を設置。



ここで、5年生は自分の使いたい材料を選びます。


 何を何本使って、どう組み立てるのか、

自分の頭の中でイメージしながらつくっていきます。

 




大事なのは「想像(イメージ)すること」。

 


こんなイスがつくりたい。

こんなイスに座ってみたい。

そういうイメージが思い描けると、

自然と手が動きます。

今回から初めて使う道具があります。

道具は、自分の手の延長。

「こんなことをしたい」という思いが生まれたとき、

実現してくれるのが、道具です。


一つはドライバー。
電動のインパクトドライバーも班に一台用意。
初めて使うには、ちょっと緊張するくらいの
本格的な道具を使うことで、
5年生のやる気はさらに高まっていきます。




こちらはベルトサンダー。
電動式のヤスリです。


切った木の長さの微調整に使います。





自分の思いやイメージは、
道具や材料を使って、行為に移すことで、
具体的な形に表れていきます。

そんな「手応え」「実感」が、
つくり出すことの喜びです。


もう一つの大事な側面は、
人とのかかわりです。



「どんなイスつくっている?」
「これ、どうやった?」


「すごいね!」
「これいいでしょ!」


「ちょっとそこ押さえて!」
「ありがとう!」
そんなふうに、
ものづくりを通した協同作業が自然に生まれます。













だんだん形になって表れてきた5年生のアイディア。




形になっていくもの(イス)だけでなく、
そのイスを、こんな形にしている
子供たちの中のアイディアと、行為や技と、その工夫を、
見落とさないように見守っていきたいと思います。









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