11月に東京に46年ぶりの雪が積もった。
この日、2年生の子供たちは朝から、わくわくどきどき。
「雪に触りたいな!」「雪で遊びたいなあ」とずっと話していた。
5時間目の図工の時間は、急遽内容を変更して、
みんなで雪遊び!
外にある温度計は、なんと0度。
凍えるような寒さの中、
2年生が外へ飛び出した。
落ち葉を集めるときに使う「手箕(てみ)」
という道具を使い雪を集めた。
「雪って、すっごく重い!!」
本当は外で活動したいところですが、
みぞれ混じりの雪だったため、
外は大きな水たまりのようになっていたので、
図工室の机に大きなシートを広げて、その上へ運びました。
大きな雪のかたまりは、
とっても重くて、とっても冷たい。
粘土みたいに、いろいろな形をつくることができる。
色をつけてみたい!
パステルを金網で削って色をつけ始めました。
活動時間はわずか30分ほどと短かったけど、
いろいろなことを感じ・考え、試しました。
どんぐりも飾り付けて、
小さな鎌倉もできた!
雪が降らなかったらどんなことをする予定だったのかというと・・・
実は、ねらいは同じ。
身近な材料を集めて、どんなことができるのか、
自分でやりたいことを見つけて、自分なりに方法を工夫して、
やってみようという活動です。
落ち葉を使って、造形遊びをする予定だったのです。
2年生にとって、今一番「身近なもの」にこだわろうと思い、
1組は、その日一番身近な雪を材料にしました。
そして、2組は校庭にたくさんある落ち葉を使いました。
校庭中の落ち葉をたくさん集めて来よう。
熊手や竹ぼうきを手渡したら、
2年生はみんな上手に扱えるのでびっくりしました。
どんどん集まってきました。
あっちにもこっちにもたくさん。
集まった落ち葉でどんなことができるかな?
どんなことしてみたいかな??
2年生の遊び心の火がつきます。
色に注目して、並べてみるのも楽しいな。
きれいな場所をつくって、みんなに見てほしいな!
たくさん集めたらふかふかのベッド!
みんなで寝転がって、気持ちいいなぁ〜。
ここではテーブルと椅子をつくって、
みんなで座っています。
よくみると、大きな落ち葉をお皿に見立てて、
お茶会をしているようです。
2年生の誰もが知っている「身近にあるもの」を使って、
とにかく遊ぶという体験。
それは生活科の単元にも似ているけれど、
生活科と図工科の境界線の上で
そこから身近な自然に気づいたり、
感性を働かせ、つくり出すことを楽しんだりする。
これは、「遊び」の体験です。
「遊び」の時間は、本当は学校の外にたくさんあって、
子供たちが自分たちで見つけて、発見してほしいけれど、
現代は子供の遊び場が減っています。
でも、「遊び」こそ、すべての学びの原体験なのだと信じ、
身近な材料を使った造形遊びに取り組んでいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿