3年生が図工室にやってくるなり、
「この部屋のどこかに2つの宝箱が隠されています!探してみよう!」
と投げかけました。
みんなで5分間探して、2つの宝箱が発見されました。
「さあ、今度はみんなが宝物を隠す番です」
「じゃあ、学校中を使って宝探ししようよ!」
「宝物の地図もつくろうかな!」
こうしてはじまったのが「学校宝探しプロジェクト」です。
宝物からつくる?
宝箱からつくる?
つくる順番も人それぞれ。
段ボールでつくる?
木材でつくる?
つくる材料や道具、つくる方法を、
一つ一つ自分で考えます。
めあては、「たからさがしがおもしろくなる工夫をしよう!」
ゴールは決まっています。
でも、子供たちには、その方法や迫り方は、
自分で考えて決めてもらいたいと思いました。
工作用紙でつくった宝箱
ペンで絵を描きました。
段ボールでつくった宝箱。
絵の具できれいに色を塗りました。
さあ、宝箱の中は・・・

宝物も手づくりでつくったり、拾ってきたり。

こちらは、宝探しの暗号。
暗号を解読して、宝物を探す工夫です。
そして、翌週は、いよいよ宝探し!
校内の空き教室や校庭に宝物を隠しました。
宝探しスタート。
さっそく地図を見つけました。
地図をたよりに探し始めます。
どうやら、掃除ロッカーの中にありそう。
ここかな??
校庭にもいろいろなところに宝物が隠れていました。
発見!ところが、ここには「ざんねん!ニセモノです」!!
ニセモノの箱に、本物の箱のありかが書かれていて・・・
今度こそ、発見!!
こうして、宝箱の中に入っていた「発見カード」を
黒板に貼っていきましたが、
最後まで発見されなかった宝箱も
どちらのクラスも3つ程ありました。
***
「宝探し」という大きなテーマを設定し、
一人一人が、実現の方法を試行錯誤し、
自分のやり方、自分のペースで進める
プロジェクト型題材。
みんなで足並みをそろえることが、
子供たちの創造性を育てる上で足かせになることもあります。
どうしたら、一人一人の自己決定を保障する活動ができるか。
その一つの答えが「プロジェクト型題材」だと考えています。
そして3学期も、「学校おばけプロジェクト」を計画しています!